<ドイツ>オーバーヴェーゼル滞在記(古城ホテル アウフ シェーンブルク宿泊)(2024年GW)

ヨシ夫
ヨシ夫

ライン川流域に泊まれる古城があるんやけど、結構面白そうやで!

と言うので見てみたら、築約1000年の改築された古城に宿泊できるとのこと。何とメルヘン!

宿泊費はもちろんお高いですが、こんな経験は他ではまずできないだろうし、ヨシ美の誕生日でもあったので、奮発して一泊してきました!

こんなRPGのお城みたいなところに宿泊できるなんて…!

※今回の記事内容は2024年5月時点のものになります

古城ホテル「ブルクホテル アウフ シェーンブルク(Burghotel auf schonburg)」

YOSHI家が宿泊したシェーンブルク城は、世界遺産に登録された「ライン渓谷中流上部」地域のちょうど中間あたりにあるオーバーヴェーゼル(oberwesel)という街にあります。

レ・ミゼラブルの作者ビクトル・ユーゴ「最も美しい廃墟」と絶賛したお城だそうです。

ライン川クルーズの時も見えてました!
外観はこんな感じ。奥行きもあって結構大きいです
シェーンブルク城の歴史

シェーンブルク城が歴史の書物に最初に登場するのは911~1166年頃。シェーンブルク家はライン川の関税やワインの売上げで収益を上げ、オーバーヴェーゼルの町を支配していたそうです。

その後、度重なる戦争などで所有者が何度も変わったり、焼き払われて200年ほど廃墟だったりしましたが、改装された後に1957年からヒュットル一家が長期賃貸契約を結んでこの城に住み、現在に至るまでホテルとレストランを経営しているということです。

ヨシ美
ヨシ美

1000年前に建てられたお城に泊まれるなんて、信じられへん!

シェーンブルク城への行き方

オーバーヴェーゼル駅からお城までは、タクシーを激しくオススメします。

Google Mapで検索すると「オーバーヴェーゼル駅から徒歩13分」と出たので、ボチボチ歩いて行くことにしたんですが、示された道程がハイキング級の山道&急斜面で大変な目に遭いました…

舗装道路から外れて、この山道を上れと指示される
10分ほど山道急斜面が続きました。後戻りもできず…
ヨシ夫
ヨシ夫

スーツケースを持って登山、しんどかった…!

舗装された道からも行けますが、結構距離があるし、そちらも普通に坂道なので荷物が重いとキツいです。

敵から攻められないように山の上に造られた城塞なので当然と言えば当然ですね。

ホテルに連絡しておけばタクシーを手配してくれたそうなので、恐らく無料ではなく10ユーロぐらい掛かると思いますが、ご利用をオススメします。

帰りは雨だったこともあり、ホテルに頼んでタクシーを手配してもらいました。

宿泊の予約について

どの部屋も家具から小物に至るまでアンティーク風で素敵なんですが、部屋によって間取りも設備も全然違うんです。

ヨシ美
ヨシ美

でも、公式サイトから宿泊したい部屋を選べるんです!

公式サイトを見ると、部屋ごとに写真や設備の説明があって値段が設定されています。

シャワーしかない部屋もあるけど、バスタブやサウナまである部屋もあったり。

なかなか滞在できないホテルなので、色んなサイトの口コミなども参考にすると良いと思います。

朝食のみか2食付きかを予約時に選択できます。

ヨシ夫
ヨシ夫

YOSHI家は24号室を予約しました。1泊2食付き、2人で420ユーロ! 奮発しました。

お部屋や城内について

奮発した分、滞在時間をめいいっぱい満喫します。

寝室には天蓋付きベッド。枕にはチョコが一粒ずつ置かれていました
リビングルーム。シェリー酒やフルーツはフリーでした
冷蔵庫のドリンクも全てフリー
ここはサウナはないけどバスタブ有のお部屋です

お風呂場には、ボディソープとシャンプーがありました。何年か前の宿泊者投稿写真にはコンディショナーが写っていたのですが、今回の我々の部屋には残念ながらありませんでした。

ヨシ美
ヨシ美

泡風呂用のソープがあったので、泡風呂はもちろんきっちりやりました。

歯ブラシやシェーバーはないけどキャンドルがありました。もちろん灯しました
この部屋はバス・トイレが別で便利でした
部屋の窓から葡萄畑が見える
別の窓からはライン川も。昔は通る船を見張ってたんでしょうか

RPG(ロールプレイングゲーム)のお城みたいだと最初の写真のキャプションに書きましたが、冒険要素や隠し要素が盛り込まれていて、このホテルは明らかに(でもさりげなく)ゲームの方に寄せてます(笑)。

3本の鍵は、部屋の鍵と金庫の鍵と秘密のガーデンへ行くための鍵
部屋の中も色々隠されている
ヨシ夫
ヨシ夫

館内の地図や営業時間の案内が書かれた紙は、巻物になっていました。

城内はダンジョンのように造りが複雑なので、地図など役に立たず遭難者続出。ヨシ美も何度かレスキューされました。何度も迷っているうちにスタッフさんとの間に笑いや親しみが生まれて、良い雰囲気だなと感じました(前向き!)。

寝室のテレビもキャビネットに隠されていました
宝箱が置かれていました。開かなかったですが

地図と鍵を持って、城内やお庭の冒険に出発です。

他の宿泊客のプライベート空間以外は、どこにでも行って良いことになっています。

地図には秘密のガーデンについてのヒントもある
かいだん を みつけた! >おりる
ライブラリー
家具や装飾はみんな違ってみんな良い
ラウンジ
監獄塔、と書かれていましたが、今は談話室
屋上に上がってみたり
部屋からシェリー酒を持ちだしてここで飲んだり
お庭も綺麗に手入れされています
ライン川が右へ蛇行したこの先にローレライがあります
もちろん鍵を使って秘密のガーデンにも行ってきました
ガーデンも迷路になっています

たっぷり満喫してきました!

城内にミュージアムあり!

ヨシ美
ヨシ美

お城の中にミュージアムがあり、宿泊者はフリーで入ることができます。

繁忙期以外は閉館しがちで営業時間もランダムなので、見れたらラッキー、ぐらいで行ってみると良いです。急な階段が結構ありますが、見ごたえありです。

こういう投石器で敵からお城を守っていたそうです
地下には射的ゲームがありました

シェーンブルク城のレストラン

夕朝2食付きにしていたので、城内のレストランで2回お食事することができました。

晩さん会みたいなディナー会場
鴨の胸肉とサラダ
パプリカのクリームスープ
サーモンのリゾット

夕食はこんな感じでこじんまりオシャレな3品+デザートですが、パンもあったし思ったよりちゃんとお腹一杯になりました。もちろんどれも美味しかったです。

朝食はビュッフェスタイルで、品数多くて盛り付けからもうオシャレ全開でした。

夕食とは別の、朝が似合うレストランでした
美しく並べられたハムたち
品数が多すぎて一通り食べきれないぐらいでした
お茶だけでも10種類。変なポットにもテンション上がりまくり!

まとめ

ヨシ夫
ヨシ夫

滞在してる間、こんなにずっとワクワクが止まらないホテルは初めてでした!

五感で歴史や非日常感を感じられたことで、大人になってある程度薄れてしまっていたけれど、子供の頃に感じていたあの高揚感がよみがえりました。

都市のような騒音はなく、変わりにクロウタドリの美しい歌声が一日中聞こえました。

タイムリープしてもう一回泊まりたいです。

ドアに掛けられた室内禁煙のイラスト(左)と、「清掃してください」の札(右)
ひっくり返すと、「起こさないで」はこんなデザイン
シェーンブルク城のまとめ

・築約1000年! 造りに歴史が感じられる

・オーバーヴェーゼル駅からはタクシーがオススメ

・室内に置かれた豊富な種類のドリンクやミュージアム入場料は無料

・ちょっぴりRPG寄りに演出されていて、冒険するだけでも楽しい

・城内は家具や小物に至るまでアンティーク風に統一されている

コメント

タイトルとURLをコピーしました