今回は離れて暮らすヨシ美の父も連れての旅です。
佐伯市に住む父の友人に会いに行きます。
※本記事の内容は全て2023年7月時点の情報です
ネット弱者の父を遠隔操作しつつ、いざ大分へ!
76歳の父は、1人で飛行機に乗った経験がほぼなく、インターネットやスマホが全く使えず、ガラケーも電話以外の機能は使えません。一度スマホの特訓をしたんですが、使えるようにならず二つ折りガラケーに逆戻り…。
そんな父を付き添いなしで飛行機に乗せるのはなかなか至難の業でした。
ANAは出発24時間前以降のオンラインチェックインがほぼマストに。
ですが、父にはミッション:インポッシブル…
JALのようにQRコードだけ1週間以上前に発行していただければ、唯一にして最強のアナログ手段「郵送」を活用できるのですが、24時間前の発行ではヨシ美が代わりにオンラインチェックインしても、発行されたQRコードを父に受信させることができません。
ANAに電話で問い合わせたら、搭乗24時間前までの電話で事前に座席指定したり、当日窓口でもチェックインしてもらえるとのこと。
とりあえず、24時間前に「乗ります!」の意思表示をすべくヨシ美の方でオンラインチェックインだけして、QRコードは空港で印刷してもらうことにしました。搭乗者名、便名、確認番号と、QRコードを提示出来ない旨を書いた空港グランドスタッフへのメッセージも添えて、父に持たせます。
ちなみに事前オンラインチェックインしなくても、空港グランドスタッフの方が対応してくださいました!
もちろん、伊丹空港までの乗り換えや空港リムジンバス乗り場なども、表や図でしっかり事前共有しておきます。心配性の父は、一週間前に同じ時刻の電車やバスに乗って、自宅から伊丹空港までの行き方を自主練していました(助かる!)。
ANAさんの協力も仰ぎつつ、アナログで代替できるところは家族みんなでカバーしていきます。
YOSHI家は羽田空港から大分空港へ、父は伊丹空港から大分空港へ、15分差で到着するチケットを購入し、欠航や遅延が発生しないように祈りながら当日を迎え、何とか予定通り会うことができました。
ランチは別府の「関あじ関さばの郷 佐賀関食堂」へ
大分空港で車を借りて、南下します!
大分空港から南へ車で約40分走らせると別府市です。
別府市の海沿いに、地魚をランチで食べられる店「関あじ関さばの郷 佐賀関食堂」を見付けました。旅行は2泊なので、最初のランチから地のものをいただけるのは嬉しいです。
大分県佐賀関や豊後水道、別府湾で水揚げされる新鮮な魚介類をいただくことができました。関あじと関さばのお刺身は食感が良く食べごたえがあり絶品です。お茶やコーヒー、ジュースだけではなく、カフェモカやココアまであるフリーのドリンクバーも付いていました。
7月上旬の大雨の金曜日13時頃でしたが、混雑しておらず、すぐ席に着くことができたのもラッキーでした。
お店は、カーナビが正しい行き方を示せないような、ちょっと難しい場所にあります。海沿いの国道10号線側からではなく、内陸側から入ります。
同じ建物の中に宿泊施設と温泉もあり、別府をリーズナブルに回りたい人には快適で便利に過ごせそうです。
別府鉄輪「地獄温泉ミュージアム」へ!
食事の後に立ち寄った「地獄温泉ミュージアム」は、2022年12月1日にリニューアルオープンしたアカデミック・エンターテイメント施設。自分が雨粒になって地中を旅して温泉になっていく体験ができます。別府の豊富な泉質について、隠されたスタンプを探しながら楽しく学べます。
父は酸性泉、ヨシ夫は含鉄泉、ヨシ美は単純温泉になりました!
佐伯市蒲江の民宿「しまんご」に宿泊
1時間半ほど車を南へ走らせ、道の駅に寄り道しながら佐伯市蒲江へ。佐伯駅からも車で南へ30分掛かる、宮崎県との県境に近い港町です。
この地区にある「民宿しまんご」で一泊お世話になりました。
ウミガメの卵が岩や草の多い砂浜に産卵されていたため、孵化したウミガメが海へ帰りやすい隣りの元猿海岸へ移され、ネットで保護されていました。民宿しまんごのすぐ前です。
孵化は8月中旬頃だそうです。
民宿しまんごは79歳の女将が1人で切り盛りしています。お料理やお掃除、裁縫や菜園まで何でもパワフル&器用にこなされていて元気をもらえます。
五感で海を感じつつ、きさくで明るい女将と話しながら和室でお茶をいただいていると、祖父母の家に遊びに来たような感覚になりました。改装され掃除も綺麗にされており、気持ちよく過ごすことができました。
地元の魚や野菜を使った女将の手料理は、一つ一つ手間暇が掛けられていてとても丁寧で温かく、食べきれないほどの量でした。豊後水道沿岸に伝わる郷土料理で、獲れたての新鮮な魚で作る麦味噌の味噌汁「ぶえん(無塩)汁」は、臭みのない魚のお出汁がたっぷり出て絶品でした。
翌日は「ホテルルートイン佐伯駅前」に宿泊
次の日は北上してホテルルートイン佐伯駅前に宿泊しました。
建物が新しくて設備も使いやすく、立地も最高です。車があるときでも、駅前は食事や買い物に困らないので良いですね。
大浴場があることと、朝食バイキングの評価が高かったのでこのホテルを選びました。
ホテルの設備ではないのですが、向かいの「とり富」さん、とても美味しかったです! しかもリーズナブル! 焼酎水割りの濃さに九州みを感じました。
今回の旅で鶏料理を食べ損ねていたから、嬉しかった~
近所に同様の店が少なく、人気店のようなので、予約するか早い時間に入店した方が良いです。
第2駐車場は200メートル離れています。でもこれら以外は満足できるホテルでした。
「いいちこ」を求めて、日田・宇佐へ
最終日は天気が大荒れだったので、父が毎日晩酌している「いいちこ」の工場へ行こうということに!
いいちこを生産している三和酒類株式会社は、大分県内で見学可能な工場が、いいちこ日田蒸留所(焼酎)、安心院葡萄酒工房(ワイン)、辛島 虚空乃蔵(日本酒)、と3つあります。
そのうちの日田蒸留所と安心院葡萄酒工房の2つに行って来ました。どれも幻想的で雄大な時空間をイメージさせる名前で素敵ですね。確かに、広告やテレビコマーシャルもノスタルジックで雰囲気があります。
まずは日田蒸留所へ。佐伯駅からは車で約2時間です。製造場や貯蔵庫を見学したり、整備された場内の遊歩道を歩いたり、焼酎の試飲をして限定品を購入したりしました。
次は安心院葡萄酒工房。いいちこ日田蒸留所から車で約1時間です。
YOSHI家反省会
大分は美味しいものがたくさんある、というか美味しいものしかない!
特にYOSHI家は麦味噌が気に入り、買って帰ってなめろうや茄子田楽に使いました。
父も友人と会えて大満足だったようで、また一つ新しい思い出ができて良かったです。
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